私が、試聴会やなんらかの展示会で受ける質問に、
金田式DCアンプの音は良いの?
簡単につくれるの?
まずはじめに作るとしたら勧めは?
があります。
音が良いのは?は、個人的な嗜好なのでなんとも言えないのですが、作られた方はご存知のとおり、半数以上が望みのとおりで満足していると思います。そして、2・3割の方は、独自の思いによる工夫・パーツの銘柄を変える(入手難であることも理由のひとつと思うが)など、記事のとおり作る以上のところでも楽しまれていると思います。
そして。残念ながら1割かそれ以下の方は作っては見たけれどとのご感想でありそうです。
惹かれるものがあって挑戦していることより、プラシーボ効果もあるのかもしれませんが概ね成功に満足していると思います。
作るのは簡単かどうかは、スキル・経験によるところが大きいと思います。記事の基本スタンスはテスターをお持ちで半田付けの経験があれば誰でも大丈夫と言っていると思います。確かにそのとおり間違いは無いと思います。しかしながら、初心者でも問題なく作れるとのスタンスは認めますが、本当に誰でも作れるかは、やはり難しいところはあるように思います。
私のところには、テスター・発振器・オシロスコープ・歪率計・ロジックアナライザー・オーディオアナライザーほか、多分アンプを測るに必要な計測器の全てがあります。作ったアンプは念のために、基本診断は実施しています。大抵の場合は計測しても問題ない結果、要は計測しなくても良い状態で組みあがっています。記事のスタンスのとおりテスターのみで大丈夫と思います。稀にこれらの機器が活躍しますが、配線ミスなどのときです。誰しもが配線ミス無く作れるとは限らないところもあり、その場合、しかるべき測定器がないと、手も足も出ない、ミスに気づきができません。記事の回路図にミスが無い・作り手もミスがない、この場合には必要のない計測器の位置づけです。
さて、ここからが一番言いたいところなのですが、
何から作る、何を作ってみるの?
のお答えは、
DAコンバータです。
半導体式・真空管式 どちらもここ数年の自作オーディオのなかでは出色のアンプです。
自分も金田氏アンプはかつて数十年前は、多くを作っていました。途中ブランクはありましたが、DAコンバータを聴いて、一撃でした。
DAコンバーターはそもそも、CDの中に入っていてアンプとしては、あまり表舞台には無いのですが、CDの中から開放し、作って導入すると、愕然とCDの音が良くなり、大満足です(私)。
やはり、最近は主に聴くソースがCDなので、CDが良くなるのは嬉しい限りでした。
よって、皆さんにまずお勧めなのは、とにかくDAコンバーターをお持ちいただきたいと思います。一点注意事項は、氏の回路では出力電圧が高く、普通のアンプのCDやラインinに入力するとアンプが歪んでしまうかもしれません(入れても悪い印象になってしまいます)。直接ボリュームで受けるタイプのアンプでは、絞れますので大丈夫です。そうでない場合には、アッテネーターをいれレベルを下げる必要があります。
また、トランスポートにより音は大きく変わるようです。CD-94が良いようです。CD-23は悪かったと感想を聞いています。自作では、CD-pro2が合格点のようです。
宣伝になってしまいますが、特に作りやすい半導体式DAコンバータの導入を進める次第です。真空管式の方がより音楽性が高いのですがコストや、配線・調整箇所の多さから、面倒は否めないです。
現在基板の在庫を切らせておりますが、ご希望者が集まれば直ぐに、次回ロットを製造いたします。
長文失礼いたしました。
以上、ご参考までに、
MASA
2009/11/02(Mon) 12:30:00 No.139