ニッセイAPSの方向性

最近何名かの方より、APSの方向性について問い合わせが有りました。
オークション等でも、選別品として向きを測ったものが出品されているので、おおざっぱに言うと当方販売品もそうできないか?とのご要望が届いたわけです。


そこで過去に同様の話があることをもい出しました。
私のこの投稿を読んでいる方は、ご存知、詳細ご報告委頂いている”へいぞう”様のブログに、この件についての投稿が過去にございました。

勝手にリンクさせて頂きますが、下記のブログです。
(”へいぞう”さま問題ございましたら、本記事削除しますので申し付け下さい)

http://blogs.yahoo.co.jp/hsgwhz/46409458.html

「ニッセイAPSの方向性」とのタイトルでの記事です。

注目は、コメント欄の
2012/10/18(木) 午後 7:23 ”へいぞう”さまご本人の書き込みと、
2012/10/19(金) 午前 10:31 [ こだわりさん9 ]さまの書き込みです。



そもそも向きが揃っていない物を、マークをそろえて実装することで、結果的には向きがランダムに実装され、ある特徴的な音の面を中和する効果が有って、そうすることが聴感上望ましい結果になっているのではないか、との推測を私はしています。

勿論、機械的な巻きはじめ・巻き終わりは何らかの音的効果があるのは確実なので、その方向を揃えることも音作りの一部だと思います。

ただ、APSについて言えば、記事上金田先生はこのような指示をしているので(いわゆるこれも音作りの一部)、上記のように私個人の考えですが推測しました。

ご質問頂いた方、すっきりしたお答えができておりませんが、このように考えておりますので、如何でしょうか?


と言うのも、金田先生が抵抗には向きが有るのでは?と言い始めたのが30年ほど前にありました。その時に、回路の抵抗を、ひとつづつ向きを交互に変える実験を一緒に行いました。もう時効だと思うので、ばらしてしまいますが、金田先生と音研小泉氏(私が一か所づつ抵抗の向きを変える実験アンプを用意しました、そして数週間かけて一か所変えては試聴を繰り返し行いました)で異なる意見(抵抗の箇所)が出てきたのです。
金田先生は全部そろえるのを良しとしました。当方チームは、とある一か所のみは逆の方が、音楽が楽しいのではとの結論になりました。
完全にそろえると確かにそれはそれで納得できる音ではあるが、一か所変えるそのアンプの方は、より魅力的に感じる音が出るちょい危うい香りのするアンプが出来ました。当時音研に依頼され製作されたDCプリアンプは、金田先生の指示とは抵抗の向きで実は異なっていました(私が製作したアンプはですが)。
と言うかこの時期はまだ、抵抗の向きは記事化されていなかったかもしれません(記憶は定かでないです)。
どこどこが作るアンプは音が違うという、暗黙知だった時代かも知れません。


そのアンプ自身の話は、どうでも良いのだが、完全にそろえるだけが良い訳では無いというところを、30年前の経験から持つので、APSそろえる方向より、マークを揃えることでランダムになるのが良いのではと思う次第です。
ならば、マークなど気にしなくてランダムに実装しても良いし、途中でマークの向きを変える必要もない理屈になるが・・・。

ここまで言っておいて、申し訳ないが、あまり細かいことは気にしないで、DIYオーディオライフを楽しみましょう。これが私のポリシーです(30年を要した成長かな(笑))。

user.png MASA time.png 2014/12/15(Mon) 02:36:44 No.642
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