2月に開催されたMJオーディオフェスティバルで展示・ご試聴頂いたDACです。
情報など、書いておりませんでしたので、いまさらながらですが紹介します。
今までもES9018S→ES9018k2mとESS社のDACチップを使い金田式のI/V(I)部No220回路ベースでDACを制作してきました。
今回のDACは、自分が思う存分考えられることをやってみた結果です。多分全部ではないが、かなり思う存分やってみました。
添付の構成図を見て頂けると分かりやすいかと思います。
全ての抵抗はVishay社のを使ってみました。コンデンサは双信SEです。
各ステージの電源は、トランスから独立し大容量SiCダイオードで整流し、金田式SiC MOS FETのレギュレータで構成しています。
DACチップの電源6台は誤差増幅部が差動回路のタイプにしてあります。これは、金田先生もデジタルチップ用の電源は、差動回路を使用されているので準じました。
No220部のプラスマイナス電源もSiC MOS FETレギュレータを入れました。こちらは差動回路では無く、パワーIVCで用いられている回路です。
過去の試聴経験よりダイオードは容量が大きい方が良かったので、TO3Pパッケージの大容量品を使ってみました。
整流回路は両派整流としてます。
試作機なのでケースにはしておりませんが、アルミ材の厚板で組み立てました。箱に入れるのは手間なので・・・
金田先生も、シャーシ材にはアルミを推奨されおります。
デジタル入力にはAES(XLRバランス)と、SPDIF(RCA)を具備しております。
アナログ出力部は、No220回路とそれぞれのプラスマイナス電源をL/Rに独立して持ち、電流出力のバランスにしております。
MJオーディオフェスティバルでは、No225(改)回路をバランス用に4台組み込んだアンプで、DAC・パワーIVC間をバランス伝送で接続しご試聴頂きました。
DACクロックはルビジウムを用いております。
構成図の通り上流のトランスポートとDACは同期させております。
近く本機のES9038PROチップ搭載版が出来ます。
ES9018Sの上位後継チップのES9038PROの音がどんな感じになるか、楽しみです。
首を長くして待っています。発売されたら、ご連絡をお願い致します。すぐに購入したいと思います。
ES9038PROにて試聴後、製品版を考えようと思います。
製品としてはどこまでにするかが悩みです。
本機と同じ、全ステージ独立トランスにしてよいものか??
バランス出力で良いのか??
ケースはどんな感じにするのか??
が、大きなところと言った感じです。
ヤフオクに「DAC-MPZa」というDACが出品されていますが、これは御社dcamp.bizの製品でしょうか?
http://page23.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o150372085
もし新型DACの発売が時間がかかりそうなら、とりあえずこの「DAC-MPZa」を落札して、しばらく使いながら新型DACの発売を待とうかと考えたりしています。